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【大学入試】化学・化学基礎の勉強法&おすすめ参考書・問題集総まとめ!

約 9 分

目次

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はじめに

今回は「大学入試で化学を使うけど、どの参考書を使ってどうやって勉強したらいいか全くわからない!」という人のために、基本的な化学・化学基礎の勉強法、入試対策として使える参考書や問題集、おすすめ参考書を使って行う勉強のモデルプランなどを紹介していこうと思う。

まずは、勉強法について考える前準備として化学・化学基礎という科目がどういう要素からできているのかを確認してみよう。

理論化学は、“計算”の分野。
様々な公式や単位を使って、要求された値を求めていく。

無機化学は、“暗記”の分野。
炭素原子Cを含まない物質(=無機物)についてその性質などをひたすら覚えていく。

有機化学は“構造”の分野。
理論化学で学んだことをもとに、炭素を含む物質の構造に関することを学んでいく。

「化学基礎」では各分野の土台となる部分を、「化学」ではそれぞれの分野のさらに深い部分を学んでいく。

勉強法の分類

化学(理論化学・無機化学・有機化学)・化学基礎の勉強法について個別に解説する前に、これから紹介する勉強法を一覧にしておこうと思う。

POINT勉強法の分類

  • 初学者用化学・化学基礎勉強法
  • 中級者用化学・化学基礎勉強法
  • 上級者用化学・化学基礎勉強法
  • センター試験対策化学・化学基礎勉強法
  • GMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)対策化学・化学基礎勉強法
  • 早慶対策化学・化学基礎勉強法
  • 東大・京大対策化学・化学基礎勉強法
  • 化学・化学基礎の勉強法と一口にいっても、現在のレベルや目指す大学によって対策を変える必要がある。これから上の9種類に分類して1つ1つ解説していくので、自分にあったところを読んでみてほしい。

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    初学者用化学・化学基礎勉強法

    初学者というのは「学校で一応化学(化学基礎)の授業は受けてたんだけど、先生の言ってることよくわからなかったし定期テストの点数もイマイチよくなかった!」という人だと考えてほしい。
    これから、化学初心者の人が独学で化学を学ぶ際に有効な勉強法・おすすめ参考書/問題集を紹介していく。

    POINT勉強の流れ(初心者)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】参考書を1周読み込む
    【STEP4】穴埋め式の参考書を決める
    【STEP5】穴埋め式の参考書を一周する
    【STEP6】メイン参考書をもう一度読み込む
    【STEP7】問題集を決める
    【STEP8】問題集を一周する
    【STEP9】問題集を繰り返す

    【STEP1】教科の構成を把握する

    まずは、化学(化学基礎)という教科の“構成”を把握しよう。

    上の方で説明したように、高校化学は計算を扱う理論化学・無機物の性質を扱う無機化学・有機物の構造を扱う有機化学の3つに分けることができるが(学基礎は3分野の浅い所を、化学は深い所を勉強する)、それら3つはそれぞれ次のような形でさらに細かく分類できる。

    理論化学
    ・物質の構成
    ・基本的な化学計算
    ・化学結合
    ・酸・塩基
    ・酸化・還元
    ・電気化学
    ・熱化学
    ・気体
    ・溶液
    ・化学平衡

    無機化学
    ・無機化学総論
    ・無機化学各論

    有機化学
    ・脂肪族化合物
    ・芳香族化合物
    ・糖類
    ・アミノ酸
    ・高分子化合物

    理論化学・無機化学・有機化学のそれぞれが一体どういった分野から構成されているのかがわかっていれば「自分が今化学(化学基礎)のどこを勉強しているのか、どこは終わっててどこはまだなのか」というのを把握することができる。これがわかっていると「何を勉強しているのかさえわからない」といったような状態は避けることができるし、これからの勉強の計画も立てやすくなる。

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    化学にどういった分野があるのかということがある程度把握できたら、メインで使っていく参考書を決めよう。ここで選ぶ参考書は「化学(化学基礎)の全ての分野の基礎的な事項が網羅されているもの」が望ましい。いくつかオススメの参考書を紹介しておこう。

    岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(1)」

    リンク:Amazon-岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(1)」

    この参考書は初学者にも使いやすい参考書として有名であった『岡野の化学をはじめからていねいに(理論化学編)』のリニューアル版である。各分野が“講義形式”で基礎の基礎から丁寧に解説されているので「あまり化学が好きではないんだけど…」という人も取り組みやすいだろう。また、暗記すべき重要な箇所が繰り返し強調して書かれているので記憶にも残りやすい仕組みになっている。

    岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「無機化学+有機化学(1)」

    リンク:Amazon-岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「無機化学+有機化学(1)」

    これは岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(1)」の無機・有機版である。こちらも『岡野の化学をはじめからていねいに(無機・有機化学編)』の改訂版であり、初学者向きに“講義形式”で各分野が基礎から1つずつ解説されている。無機化学の知識は理論化学と繫がっている部分が多いので、理論化学版と合わせて使うことでより効果が得られるだろう。また、理論化学版と同様、覚えなければいけない部分が明示されているのでどこは覚えてどこは理解しなければならないかが非常に分かりやすく勉強もスムーズに進むだろう。

    岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(2)+有機化学(2)」

    リンク:岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(2)+有機化学(2)」

    これは上で紹介した2つの参考書に載せきれなかった分野の説明が書かれている参考書である。平衡や中和など重要な部分の記載が多いので、2つの参考書に取り組んでみてもし自分に合うと感じたらぜひこちらにも取り組んでみよう。

    橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)

    リンク:橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)

    橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)は人気予備校講師の橋爪先生が書いた大学受験対策用の化学参考書である。この本はレイアウトの点で非常に優れており、読みやすく勉強しやすい作りになっているため、初学者の人でも使いやすい参考書である。岡野先生の参考書は講義形式だったのに対して、こちらは通常の説明文の書き方になっている。網羅性などはどちらも素晴らしいので講義式か説明文式かで自分の合う方を選べば良いだろう。

    橋爪のゼロから劇的!にわかる 無機・有機化学の授業 (大学受験Do Start)

    リンク:Amazon-橋爪のゼロから劇的!にわかる 無機・有機化学の授業 (大学受験Do Start)

    この参考書は上で紹介した参考書の無機化学・有機化学版である。理論化学版と同様、全体的に見やすくわかりやすくまとめられているため初学者用の参考書として適切である。やはり説明文形式での記述が多いので、講義形式の岡野先生の参考書と比較して自分に合う方を選べばいいだろう。

    【STEP3】参考書を1周読み込む

    上で紹介した参考書のうち自分に合うものを選んだら、まずはその参考書を1周読み込もう。始めなので、細かい部分まで読んでいくというよりもさらっと一周読み流して「あー、こんなことを勉強するんだなあ」くらいでやってみよう。

    【STEP4】穴埋め式の参考書を決める

    次に、穴埋め式の参考書を決めよう。穴埋め式の参考書というのは、重要な部分が穴になっていて自分で埋める形になっている参考書である。これを使うことで、STEP3で読んだメイン参考書の内容のうち基礎的かつ重要な事項を一通り確認することができる。このタイプの参考書も何種類か紹介しておこう。

    高校とってもやさしい化学基礎

    リンク:高校とってもやさしい化学基礎

    この参考書は化学基礎の本当に重要な部分を中心に構成された、書き込み式の問題集である。問題が適切な量・質で記載されているのももちろんのこと、要所にわかりやすい説明・イラストが書かれているので止まらずスラスラと解き進めることができる。もちろん、確認したい事項があればメイン参考書の方でも調べてみるようにしよう。

    高校化学基礎をひとつひとつわかりやすく。

    リンク:高校化学基礎をひとつひとつわかりやすく。

    この参考書も化学基礎の重要事項を一通り網羅した、穴埋め式の問題集である。本屋で実際に見てみて、「高校とってもやさしい化学基礎」と比較して自分に合う方を選ぼう。

    【STEP5】穴埋め式の参考書を一周する

    STEP4で選んだ穴埋め式の問題集を1周しよう。できなかった問題は、印を付けておいて後でもう一度確認するように。

    【STEP6】メイン参考書をもう一度読み込む

    メイン参考書をもう一度読み込もう。(もちろんまだ完全ではないだろうが)穴埋め式の問題集で基礎知識がある程度身に付いていると思うので、始めに読んだ時とは理解の速さ、質が上がっていることが実感できるだろう。

    【STEP7】問題集を決める

    次に、知識をさらに定着、深めるための問題集を選ぼう。ここで選ぶ問題集は穴埋め式のものではなく、レベルが少し高い通常の形式のものを選ぶといい。いくつか例を紹介していこう。

    セミナー化学基礎+化学

    リンク:Amazon-セミナー化学基礎+化学

    セミナー化学は各分野の基礎的な問題、やや応用の問題が多く掲載されており、その網羅性は後に紹介する化学問題集界の王者である重要問題集と比べても遜色ない。重要問題集との違いはややレベルが落ちる(あくまで対象レベルのことであり質のことではない)ことである。先述の通り網羅性が高いので、化学が苦手で学校で学んだレベルから学び直したい、基礎的な部分の抜けを抽出したいという人にはとても良い問題集である。

    化学(化学基礎・化学)入門問題精講 改訂版

    リンク:Amazon-化学(化学基礎・化学)入門問題精講 改訂版

    この問題集は問題精講シリーズの入門編である。問題の難易度が低すぎるという声もちらほら聞くが、初学者用の問題集としては基礎事項の確認が徹底的にできるのでとてもいい問題集である。もしこれをやり終えた後にもう少しレベルの高い問題がやりたくなったら、後に中級者用の所で紹介する同シリーズのレベルアップ版を用いれば良い。

    【STEP8】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP7で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP9】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

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    中級者用化学・化学基礎勉強法

    中級者というのは「学校で一応化学(化学基礎)の授業は受けており、定期テストもまあまあ(少なくとも60点くらいは)取れているけど、少し難しくなるとほとんど解けない」という人だと考えてほしい。
    これから、化学中級者の人が独学で化学を学ぶ際に有効な勉強法・おすすめ参考書/問題集を紹介していく。

    POINT勉強の流れ(中級者)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】参考書を1周読み込む
    【STEP4】問題集を決める
    【STEP5】問題集を一周する
    【STEP6】問題集を繰り返す

    【STEP1】教科の構成を把握する

    *ここは初学者用と被っているのでそっちを読んだ人は飛ばしてね

    まずは、化学(化学基礎)という教科の“構成”を把握しよう。

    上の方で説明したように、高校化学は計算を扱う理論化学・無機物の性質を扱う無機化学・有機物の構造を扱う有機化学の3つに分けることができるが(学基礎は3分野の浅い所を、化学は深い所を勉強する)、それら3つはそれぞれ次のような形でさらに細かく分類できる。

    理論化学
    ・物質の構成
    ・基本的な化学計算
    ・化学結合
    ・酸・塩基
    ・酸化・還元
    ・電気化学
    ・熱化学
    ・気体
    ・溶液
    ・化学平衡

    無機化学
    ・無機化学総論
    ・無機化学各論

    有機化学
    ・脂肪族化合物
    ・芳香族化合物
    ・糖類
    ・アミノ酸
    ・高分子化合物

    理論化学・無機化学・有機化学のそれぞれが一体どういった分野から構成されているのかがわかっていれば「自分が今化学(化学基礎)のどこを勉強しているのか、どこは終わっててどこはまだなのか」というのを把握することができる。これがわかっていると「何を勉強しているのかさえわからない」といったような状態は避けることができるし、これからの勉強の計画も立てやすくなる。

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    化学にどういった分野があるのかということがある程度把握できたら、メインで使っていく参考書を決めよう。ここで選ぶ参考書は「化学(化学基礎)の全ての分野が網羅されているもの」が望ましい。いくつかオススメの参考書を紹介しておこう。

    鎌田・福間の講義シリーズ(大学受験Doシリーズ)

    リンク:Amazon-鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)
    引用:Amazon-福間の無機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)
    リンク:Amazon-鎌田の有機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

    中級者向けの網羅型化学参考書として最もオススメなのは「鎌田・福間の講義シリーズ(大学受験Doシリーズ)」である。シリーズの内、鎌田先生は理論化学と有機化学を、福間先生は無機化学を担当されている。このシリーズは中級者がまず学ぶべき事項を一通り網羅しており(ここがこのシリーズの特徴だが)他の初学者向けの参考書と比べて応用まで一歩踏み込んだ内容が書かれているので次の上級向けの参考書に繋げやすい。そのため、最終的にハイレベルな大学を目指す人が化学を学習し始めるときに最適な参考書である。シリーズの中で一番有名なのはおそらく無機化学だが、理論化学、有機化学も同じレベルが維持されており非常にわかりやすく、基礎と応用の割合のバランスが丁度良い。まさに「迷ったらこれ」というシリーズである。

    【STEP3】参考書を1周読み込む

    上で紹介した参考書のうち自分に合うものを選んだら、まずはその参考書を1周読み込もう。始めなので、細かい部分まで読んでいくというよりもさらっと一周読み流して「あー、確かこんなの学校でやったなあ」くらいでやってみよう。

    【STEP4】問題集を決める

    次に、参考書で学んだ知識をさらに定着、深めるための問題集を選ぼう。ここでは中級者用の問題集として標準レベルの問題集をいくつか紹介しておこう。

    化学重要問題集ー化学基礎・化学 2017

    リンク:Amazon-化学重要問題集ー化学基礎・化学 2017

    中級者向けの問題集として最もオススメなのは、言わずと知れた「重要問題集」である。
    重要問題集は東大受験生に限らずこれまで多くの高校生に使われてきた、最も有名な化学問題集である。一般的な基礎問題や入試でよく見かけるようなちょっとした応用問題をほぼ網羅しており、これと過去問をやっておけば大抵の大学の入試問題に対応できるだろう。早慶だとやや心もとないが、GMARCHや広島大・千葉大・筑波大・岡山大などの化学であれば基本的にこの問題集(と過去問)で攻略できるはずである。

    化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 三訂版

    リンク:Amazon-化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 三訂版

    この問題集は初学者用の所で紹介した「化学(化学基礎・化学)入門問題精講 改訂版」の中級レベル版である。“入門”という名前がついているが標準レベルから応用レベルの問題が揃っている。重要問題集と比べて問題数は少ない(重要問題集は276問・これは102問)が、その分より中級者に丁度良いレベルの問題が凝縮されている。入門問題精講や上級者用のところで紹介する標準問題精講と合わせて使うことでより効果が見込めるだろう。

    【STEP5】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP4で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP6】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

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    上級者用化学・化学基礎勉強法

    上級者というのは「学校で化学の授業を履修し、定期テストでも毎回80点以上、学校で配られた問題集は難なく解ける」という人だと考えてほしい。
    これから、化学上級者の人が独学で化学を学ぶ際に有効な勉強法・おすすめ参考書/問題集を紹介していく。

    POINT勉強の流れ(上級者)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】問題集を決める
    【STEP4】問題集を一周する
    【STEP5】問題集を繰り返す

    【STEP1】教科の構成を把握する

    *ここは初学者用・中級者用と被っているのでそっちを読んだ人は飛ばしてね

    まずは、化学(化学基礎)という教科の“構成”を把握しよう。

    上の方で説明したように、高校化学は計算を扱う理論化学・無機物の性質を扱う無機化学・有機物の構造を扱う有機化学の3つに分けることができるが(学基礎は3分野の浅い所を、化学は深い所を勉強する)、それら3つはそれぞれ次のような形でさらに細かく分類できる。

    理論化学
    ・物質の構成
    ・基本的な化学計算
    ・化学結合
    ・酸・塩基
    ・酸化・還元
    ・電気化学
    ・熱化学
    ・気体
    ・溶液
    ・化学平衡

    無機化学
    ・無機化学総論
    ・無機化学各論

    有機化学
    ・脂肪族化合物
    ・芳香族化合物
    ・糖類
    ・アミノ酸
    ・高分子化合物

    理論化学・無機化学・有機化学のそれぞれが一体どういった分野から構成されているのかがわかっていれば「自分が今化学(化学基礎)のどこを勉強しているのか、どこは終わっててどこはまだなのか」というのを把握することができる。これがわかっていると「何を勉強しているのかさえわからない」といったような状態は避けることができるし、これからの勉強の計画も立てやすくなる。

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    化学にどういった分野があるのかということがある程度把握できたら、メインで使っていく参考書を決めよう。ここで選ぶ参考書は「化学(化学基礎)の全ての分野が網羅かつ深い知識まで丁寧に解説されているもの」が望ましい。オススメの参考書を紹介しておこう。

    化学の新研究―理系大学受験

    リンク:Amazon-化学の新研究―理系大学受験

    化学の新研究は、間違いなく日本一の網羅性を誇る受験化学参考書である。
    この参考書は、東大をはじめとする難関大受験生に代々受け継がれてきた、言わば「難関大突破のためのバイブル」的参考書である。この参考書に多くの教科書・参考書で説明しているような基礎的な事項はあまり書かれていない。(書かれていたとしても全くの初学者にわかりやすい形ではない)しかし、化学反応や各種実験の「本質的な理由・原理」がより多く詳しく書かれており、化学という学問を徹底的に理解して教科書レベルを大きく超えたハイレベルな入試問題に対応する力をつけることができる。
    新研究を使う上で注意しなければいけないのは、その充実性・面白さ故に、最初から最後まで読み切ろうとしてしまう点である。確かに、この参考書は現象の理由が事細かにかつ高校生でも理解しやすいように書かれているため、「全て読み切って化学マスターになってやろう!」と考えてしまう人がいるのは理解できる。しかし、受験勉強ができる期間には限りがあるわけで、化学以外にも取り組まなければいけないことが山ほどあるはずである。そんな状況で化学に必要以上の時間をさいて、極めていくことは得策とは言えないだろう。そこでオススメなのは、この参考書を辞書」として使っていく勉強法である。化学の問題集や過去問を解く時、又は他の解説型参考書を読んでいて引っかかる部分があった時などに、必要なページだけを読むといった形で利用するのである。この使い方なら必要以上の時間を化学に使うことなく効率的に学習することができるだろう。

    【STEP3】問題集を決める

    次に、参考書と併用する問題集を決めよう。いくつか代表的なものを紹介しておく。

    化学[化学基礎・化学] 標準問題精講 五訂版

    リンク:Amazon-化学[化学基礎・化学] 標準問題精講 五訂版

    化学[化学基礎・化学] 標準問題精講は「重要問題集のやや難しい問題」を集めたような問題集である。収録されている問題の数は90問程度であり、網羅性という意味では重要問題集・セミナー化学に劣っていると言えるかもしれない。ただし、問題の質は高く、先述の通り重要問題集やセミナーの中でも入試で出るようなレベル・パターンの問題が抽出されているため、基礎過ぎる問題はもうある程度OKだが、中級者向けの所で紹介する問題集に挑む前にもう一度問題の基本パターンを確認しておきたいという人にはもってこいの問題集と言えるだろう。

    理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

    リンク:Amazon-理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録

    この問題集は「重要問題集のハイレベル版」という位置づけであり、解きごたえのある問題集である。
    通常レベルの大学を受ける人にはおそらく必要ないだろう。高校化学を一通り勉強し終わって、重問やセミナーを完璧にこなしたあと余裕がある人が使うべき問題集である。
    新演習には、重要問題集の応用問題かそれ以上のレベルの問題が揃えられているので、より実践的で入試に直結した実力を身につけることができる。また、上で紹介した網羅型参考書である「化学の新研究」の兄弟本なのでわからなかったら化学の新研究を見れば大抵解決できる。セットで使っていくのがベストだろう。

    有機化学―原点からの化学 (駿台受験シリーズ)/有機化学演習 (駿台受験シリーズ)

    リンク:Amazon-有機化学―原点からの化学 (駿台受験シリーズ)
    リンク:Amazon-有機化学演習 (駿台受験シリーズ)

    これらの本は、どちらとも受験化学界の大御所である駿台の石川正明先生が書いた、有機化学専用の参考書と問題集で、難関大で有機化学が重視される学校(特に京大)の受験生に重用されている。難関大受験において参考になる点は多く、有機反応に関する細やかな解説と厳選された演習問題は必ずや有機化学のレベルをアップさせてくれること間違いなし。新演習の有機の問題を解ききった後にさらに力をつけたいという人にオススメである。有機以外の部分で勝負する人は逆にここまでやる必要はないかも知れない。

    【STEP4】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP3で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP5】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

    センター試験対策化学・化学基礎勉強法

    センター試験で化学を受験する人にオススメの勉強法と参考書・問題集を紹介していこう。

    POINT勉強の流れ(センター対策)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】参考書を1周読み込む
    【STEP4】過去問を解く(見る)
    【STEP5】問題集を決める
    【STEP6】問題集を解く
    【STEP7】問題集を繰り返す
    【STEP8】過去問&センター風の問題集を解く

    【STEP1】教科の構成を把握する

    まずは、化学という教科の構成を把握する必要がある。ここについては上の初学者用勉強法・中級者用勉強法・上級者用勉強法のところに詳しく記載してあるのでそちらを見てみてね!

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    センター対策で使う参考書として適切なのは上の「初学者用化学・化学基礎勉強法」で指定した参考書である。

    ・岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(1)」
    ・岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「無機化学+有機化学(1)」
    ・岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(2)+有機化学(2)」
    ・橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)
    ・橋爪のゼロから劇的!にわかる 理論化学の授業 (大学受験Do Start)

    内容に関する詳しい説明は「初学者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP3】参考書を1周読み込む

    上で紹介した参考書のうち自分に合うものを選んだら、まずはその参考書を1周読み込もう。始めなので、細かい部分まで読んでいくというよりもさらっと一周読み流して「あー、確かこんなの学校でやったなあ」くらいでやってみよう。

    【STEP4】過去問を解く(見る)

    この段階で過去問を1年分解いてみよう。
    もちろん、参考書を一周やっただけなのでほとんど解けないという人が大多数だと思うが、「最終的にこのレベルまで辿り着けば良いんだな」というゴールを把握できるのは非常にいいことである。
    「これから問題集を解いてこれが解けるレベルまで自分を引き上げよう!」というモチベーションを高めるための作業である。

    【STEP5】問題集を決める

    次に、参考書で学んだ知識をさらに定着、深めるための問題集を選ぼう。ここではセンター用の問題集として適切な問題集をいくつか紹介しておこう。

    ・セミナー化学基礎+化学
    ・化学(化学基礎・化学)入門問題精講 改訂版
    ・高校とってもやさしい化学基礎

    センターレベルまできっちりカバーしているのはセミナー化学、他の2冊は学校レベルからセンターへのつなぎとして使うといいだろう。
    それぞれの内容に関する詳しい説明は「初学者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP6】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP5で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP7】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

    【STEP8】過去問&センター風の問題集を解く

    最後に、過去問とセンター風の問題集を解く作業をしよう。
    ちなみに、センター風の問題集というのは各予備校が秋以降に出版する家でセンターが模擬受験できるような問題集である。

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    GMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)対策化学・化学基礎勉強法

    GMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)と一口に言っても学部学科によって難易度は異なる。ここではGMARCHの中でも中くらいのレベルの学部を対象とした勉強法を紹介しておく。

    POINT勉強の流れ(GMARCH対策)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】参考書を1周読み込む
    【STEP4】過去問を解く(見る)
    【STEP5】問題集を決める
    【STEP6】問題集を一周する
    【STEP7】問題集を繰り返す
    【STEP8】過去問を解く

    【STEP1】教科の構成を把握する

    まずは、化学という教科の構成を把握する必要がある。ここについては上の初学者用勉強法・中級者用勉強法・上級者用勉強法のところに詳しく記載してあるのでそちらを見てみてね!

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    GMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)対策で使う参考書として適切なのは上の「中級者用化学・化学基礎勉強法」で指定した参考書である。

    ・鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)
    ・福間の無機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)
    ・鎌田の有機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

    内容に関する詳しい説明は「中級者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP3】参考書を1周読み込む

    上で紹介した参考書のうち自分に合うものを選んだら、まずはその参考書を1周読み込もう。始めなので、細かい部分まで読んでいくというよりもさらっと一周読み流して「あー、確かこんなの学校でやったなあ」くらいでやってみよう。

    【STEP4】過去問を解く(見る)

    この段階でGMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)のうち第一志望の所だけでもいいので過去問を1年分解いてみよう。
    もちろん、参考書を一周やっただけなのでほとんど解けないという人が大多数だと思うが、「最終的にこのレベルまで辿り着けば良いんだな」というゴールを把握できるのは非常にいいことである。
    「これから問題集を解いてこれが解けるレベルまで自分を引き上げよう!」というモチベーションを高めるための作業である。

    【STEP5】問題集を決める

    次に、参考書で学んだ知識をさらに定着、深めるための問題集を選ぼう。ここではGMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)用の問題集として適切な問題集をいくつか紹介しておこう。

    ・化学重要問題集ー化学基礎・化学 2017
    ・化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 三訂版

    GMARCH(学習院/明治/青学/立教/中央/法政)レベルまできっちりカバーしている。それぞれの内容に関する詳しい説明は「中級者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP6】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP5で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP7】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

    【STEP8】過去問を解く

    最後に、過去問を解く作業をしよう。わからない部分はメインにした参考書や問題集等で確認しよう。

    早慶対策化学・化学基礎勉強法

    早稲田大学・慶応大学と言っても学部学科によって難易度は異なる。ここでは早慶の中でも中くらいのレベルの学部を対象とした勉強法を紹介しておく。

    POINT勉強の流れ(早慶対策)
    【STEP1】教科の構成を把握する
    【STEP2】メインとなる参考書を決める
    【STEP3】参考書を1周読み込む
    【STEP4】過去問を解く(見る)
    【STEP5】問題集を決める
    【STEP6】問題集を一周する
    【STEP7】問題集を繰り返す
    【STEP8】過去問を解く

    【STEP1】教科の構成を把握する

    まずは、化学という教科の構成を把握する必要がある。ここについては上の初学者用勉強法・中級者用勉強法・上級者用勉強法のところに詳しく記載してあるのでそちらを見てみてね!

    【STEP2】メインとなる参考書を決める

    早慶対策で使う参考書として適切なのは上の「中級/上級者用化学・化学基礎勉強法」で指定した参考書である。

    ・化学の新研究―理系大学受験
    ・鎌田の理論化学の講義(大学受験Doシリーズ)
    ・福間の無機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)
    ・鎌田の有機化学の講義 三訂版(大学受験Doシリーズ)

    内容に関する詳しい説明は「中級/上級者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP3】参考書を1周読み込む

    上で紹介した参考書のうち自分に合うものを選んだら、まずはその参考書を1周読み込もう。始めなので、細かい部分まで読んでいくというよりもさらっと一周読み流して「あー、確かこんなの学校でやった気がするなあ」くらいでいい。

    【STEP4】過去問を解く(見る)

    この段階で早稲田大学・慶応大学のうち第一志望の学部・学科だけでもいいので過去問を1年分解いてみよう。
    もちろん、参考書を一周やっただけなのでほとんど解けないという人が大多数だと思うが、「最終的にこのレベルまで辿り着けば良いんだな」というゴールを把握できるのは非常にいいことである。
    「これから問題集を解いてこれが解けるレベルまで自分を引き上げよう!」というモチベーションを高めるための作業である。

    【STEP5】問題集を決める

    次に、参考書で学んだ知識をさらに定着、深めるための問題集を選ぼう。ここでは早慶対策用の問題集として適切な問題集をいくつか紹介しておこう。

    ・化学重要問題集ー化学基礎・化学 2017
    ・化学[化学基礎・化学] 標準問題精講 五訂版
    ・理系大学受験 化学の新演習―化学基礎収録
    ・有機化学―原点からの化学 (駿台受験シリーズ)
    ・有機化学演習 (駿台受験シリーズ)

    それぞれの内容に関する詳しい説明は「中級/上級者用化学・化学基礎勉強法」の所を見てほしい。

    【STEP6】問題集を一周する

    メイン参考書を確認しながら、STEP5で決めた問題集を一周しよう。その際、できなかった問題にはチェックをつけておくことにしよう。

    【STEP7】問題集を繰り返す

    STEP8で解けなかった問題をもう一度解こう。もし2回目も解けなかったらもう一度別の印でチェック。その問題を3周目以降で解き直そう。

    【STEP8】過去問を解く

    最後に、過去問を解く作業をしよう。わからない部分はメインにした参考書や問題集等で確認しよう。

    東大・京大対策化学・化学基礎勉強法

    東大・京大対策の化学・化学基礎勉強については【独学】東大理系受験生向け!おすすめ化学参考書&問題集を見てみてね!

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