KIMIKA!|基礎から学ぶ高校化学

元素と単体の違い

約 3 分

スポンサーリンク

元素とは

違いを説明する前に、前提として、元素とはなにかというところから学んでいこう。

元素とは、物質をつくる基本的な構成要素のことだ。
例としては、H(水素)やO(酸素)などが挙げられる。この時、あくまで「H」であって「H2」でないことに注意しよう。「H2」という物質をつくるための構成要素である「H」が元素だ。
例え酸素であっても同様。「O2」という物質をつくるための構成要素である「O」が元素となる。

おすすめ記事
高校で登場する化学結合をまとめました!「化学結合まとめ」

単体とは

次は単体について学んでいこう。

単体というのは、1種類の元素からなる物質のことだ。
例としては、O2やH2などが挙げられる。それぞれ、Oだけ、Hだけで構成されているよね。

またこれに対して、複数の元素からなる物質化合物ということも知っておこう。
化合物の例としては、CO2やH2Oなどが挙げられる。

単体と元素の違い

これまでの説明で理解できたひともいるかもしれないが、単体よりも元素のほうが小さいグループなんだね。

元素が集まることにより、単体が構成されているわけだ。

元素と単体の違いは、日本語の文章題としてよく聞かれる。
例題を使って確認しておこう。

おすすめ記事
イオンの大きさとセットで学ぼう!「原子の大きさ」

例題

問題

下線部が元素か単体か見分けなさい。

(1)アンモニアは、窒素と水素から合成されている。
(2)その患者は、酸素吸入を受けながら搬送された。
(3)カルシウムは骨や歯に多く含まれている。

解答・解説

答えから言うと、(1)、(2)は単体、(3)は元素だ。

(1)
アンモニアは以下の反応式のように合成される。
3H2+N2→2NH3
このとき、左辺の水素はH2であって、Hではないよね。よって、元素ではなく単体。
(2)
酸素を吸入するときの酸素は、「呼吸をするための物質」としての酸素O2だよね。
まさか物質を構成する成分としての酸素Oを吸入するわけがない。よって、元素ではなく単体。
(3)
カルシウムは、骨や歯にリン酸カルシウムCa3(PO42として含まれている。
カルシウム自体は、リン酸カルシウムの構成成分の1つとなっているので、単体ではなく元素だね。

スポンサーリンク

関連コンテンツ

スポンサーリンク