倍数比例の法則(例・発見者・問題の解き方など)

目次

はじめに

【プロ講師解説】このページでは『倍数比例の法則(発見者・例・グラフ・硫酸銅の問題の解き方など)』について解説しています。


倍数比例の法則とは

  • A、Bの2元素から成る化合物が2種類以上あるとき、一定量のAと化合しているBの質量はこれらの化合物の間で簡単な整数比が成り立つ。これを倍数比例の法則という。
  • 例として、単体の銅を燃焼させたときにできる酸化銅(Ⅰ)と酸化銅(Ⅱ)を使って説明する。
酸素
酸化銅(Ⅰ)16g128g
酸化銅(Ⅱ)16g64g
  • 一定量(16g)の酸素と化合している銅の質量は「2:1(128:64)」という簡単な整数比になっている。
  • O、Cuの2元素からなる化合物が2種類あり、一定量のOと化合しているCuの質量はこれらの化合物の間で簡単な整数比になっており、倍数比例の法則が成り立っているといえる。

倍数比例の法則の発見者・発見年

  • 倍数比例の法則の発見者はドルトンであり、発見した年は1803年である。

演習問題

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問1

倍数比例の法則について、簡単に説明せよ。

解答/解説:タップで表示

解答:下記参照

A、Bの2元素から成る化合物が2種類以上あるとき、一定量のAと化合しているBの質量はこれらの化合物の間で簡単な整数比が成り立つ。これを倍数比例の法則という。

問2

倍数比例の法則の発見者、発見した年を述べよ。

解答/解説:タップで表示

解答:ドルトン/1803年

倍数比例の法則の発見者はドルトンであり、発見した年は1803年である。

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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