KIMIKA!|基礎から学ぶ高校化学

物質量「mol」

約 4 分

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物質量とは

物質量は、高校生になって初めて習う単位だ。
高校化学の計算はこれが絡んだものが非常に多く、多くの人が苦手意識をもってしまっている。

このページでは物質量に関するキソを、高校化学mol計算完全マスター講座!!演習「単位計算のキソ」ではmolを使った計算のキソを、濃度計算演習「濃度計算」ではmolが絡んだ濃度計算を扱っている。これらのページを使って、ぜひ高校化学最初の関門である「物質量(mol)」を攻略してほしい。

それでは早速、物質量(mol)とは何かというところからはじめていこう。

上で述べた通り、物質量というのは、「単位」の1つだ。

つまり、「長さ」とか「重さ」とかと同じ類のものだってことだね。
そして、「長さ」を(m)、重さを(g)で表すように、物質量は(mol)で表すんだ。

物質量について、よくある鉛筆の例を用いて説明しよう。

ここに鉛筆が1(本)あります。

鉛筆が12(本)集まるとなんていうんだっけ。

そう、1(ダース)だ。つまり…

ということだね。

物質量もこの「ダース」と同じ考え方をするんだ。

ここに、一粒の原子があるとする。

これが6.0×1023コ集まった”カタマリ”を…

1molというんだ。

鉛筆を12本集めた物を、1ダースというのと全く同じ感覚だね。

ちなみに、6.0×1023コという数はどんな原子(分子)でも一緒。

以上が物質量に関する説明だ。べつに特別なものではないっていうことがわかってもらえたかな。
ようするに、ただの単位の1つに過ぎないんだね。

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物質量の使い方

今解説した物質量に関係した単位が3つほどある。
これは化学計算をしていく上で必要となるものなので、しっかりと理解して覚えるようにしよう。

個数に関係したもの

今やったように、1molは原子が「6.0×1023コ」集まったものだ。

この「6.0×1023」という数字には「アボガドロ定数」という名前がついており、この定数にはある単位を付けることができる。

”1molあたり”の個数なので、単位は「コ/mol」となる。
molの前に省略されている「1」を補うと少し分かり易いかもしれない。

注意
本当は、アボガドロ定数の単位は「/mol」だ。
分かり易くするために「コ」をつけているが、本来はつけないので一応知っておこう。

質量に関係したもの

これは原子量・分子量・式量(これらについて詳しくは「相対質量・原子量・分子量・式量」を参照)に関係するものだ。

計算のとき、これらの値に[g/mol]という単位を付ける。

こうすることで、「1molあたりに〜gあります」という意味になる。

体積に関係したもの

全ての気体は、「標準状態(0℃、1気圧)で1molあたり22.4Lの体積を占める」んだ。

「1molあたりのL」を単位で表すと「L/mol」となるので、「1molあたり22.4Lの体積を占める」というのを単位をつけて書くと、「22.4(L/mol)」となる。

まとめ

定数として覚えるもの

・6.0×1023(コ/mol)

・22.4(L/mol)

物質によって変わるもの

・(原子量or分子量or式量)[g/mol]

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