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酸・塩基の定義

約 3 分

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酸・塩基の定義

酸塩基の定義には2種類存在する。
順番に説明していこう。

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ブレンステッド・ローリーの定義

ブレンステッド・ローリーは酸を「H+を出すもの」、塩基を「H+を受け取るもの」と定義した。

例として、「アンモニアと水の反応」を使っていこう。

水(H2O)が水素イオン(H+)を出してOHになり、アンモニア(NH3)がH+を受け取ってNH4+になっているね。

ブレンステッド・ローリーによると「H+を出すものが酸」で「H+を受け取るものが塩基」だから、H2Oが酸、NH3が塩基ということになる。

ただし、この反応は「可逆反応」なんだ。
従って、”逆向き”の反応も起こる。

逆向きの場合は、H+を出しているNH4+が酸、H+を受け取っているOHが塩基となる。

以上が、ブレンステッド・ローリーにおける酸・塩基の定義だ。
現在はこの考え方が主流で、最もよく利用されている。

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アレニウスの定義

アレニウスは酸を「H+を出すもの」、塩基を「OHを出すもの」と定義した。

ブレンステッド・ローリーと違うのは、塩基の所だね。
ブレンステッド・ローリーは塩基を「H+を受け取るもの」としたのに対し、アレニウスは塩基を「OHを出すもの」と考えた。

しかし、アレニウスが頑張って見つけたこの定義は、後々間違っていたことが発覚してしまう。
というよりも、この定義では説明できない状況があるということが分かったんだ。

これは、先ほどブレンステッド・ローリーの定義を説明する際に使った例。

アレニウスによると、塩基は「OHを出すもの」だったけど、この反応でOHを出しているヤツはいないよね。

従って、この反応はアレニウスの定義には当てはまらない。
このように、アレニウスの定義では説明できない酸塩基反応が多くあることが分かって、この定義は現在あまり使われていない。

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