糖類の分類と基礎知識

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はじめに

【プロ講師解説】このページでは『糖類の分類と基礎知識』について解説しています。


糖類の分類

  • 代表的な糖類を次に示す。
糖類具体例
単糖類・グルコース(ブドウ糖)
・ガラクトース
・フルクトース(果糖)
二糖類・マルトース(麦芽糖)
・ラクトース(乳糖)
・スクロース(ショ糖)
・セロビオース
多糖類・デンプン
・グリコーゲン
・セルロース
  • 植物の光合成によってつくられるデンプンやセルロースなどは、いずれも(C6H10O5)nで表され、加水分解すると分子式C6H12O6のグルコース(ブドウ糖)や分子式C12H22O11のマルトース(麦芽糖)などを生じる。
  • これらの化合物のように、一般式Cn(H2O)mで表され、分子中に多数の水酸基を有するアルデヒドおよびケトンを糖類(又は炭水化物)という。
  • 糖類のうち、グルコース(ブドウ糖)のようにこれ以上加水分解されないものを単糖類、加水分解すると2個の単糖類を生じるものを二糖類、加水分解すると多くの単糖類を生じるものを多糖類という。

加水分解により単糖類を2個〜10個程度生じるものをオリゴ糖といいます。オリゴ糖は生成する単糖の数によって二糖類、三糖類、十糖類などに分類されます。

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著者情報

元講師、薬剤師、イラストレーター
数百名の中高生向け指導経験あり(過去生徒合格実績:東工大・東北大・筑波大・千葉大・岡山大・早稲田大・慶應義塾大・東京理科大・上智大・明治大など)。
2014年よりwebメディア『化学のグルメ』を運営
公式オンラインストアで販売中の理論化学ドリルシリーズ・有機化学ドリル等を執筆
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